駄・読書記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-04-042008/06 伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」

2008/06

| 21:00

八月の路上に捨てる

八月の路上に捨てる

芥川賞作品。

なんかところどころすんなり飲み込めない表現があるものの、夫婦って、離婚ってこういう感じなんだなあと納得してしまう作品。物語は、自動販売機のジュースを補充するアルバイトスタッフ(三十代男)が、先輩女性(離婚歴有り)に、自分が結婚し、離婚するまでを話すと言う二つの生活が交錯する話。

なんか、男の語り口を通した、元妻の孤独がなんかしんどくなった。

「何て言うのかな。両方割り切ってやってるのは、セックスつきのお茶飲み友達みたいなもんでさ。セックスって言うからへんだけど、そう、乾布摩擦の濡れてるようなもんじゃん。それで心が繋がって満足なら、まあいいんだよ」

「まったくわからないです」

「だから互いに欲しいのは、心までってことでしょう」

あたしが言ってるのは、心のもっと先が欲しくなるときのこと。