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2008-04-25

[literature]G・ガルシア=マルケスコレラの時代の愛」

面白かった!あとがきによればガルシアマルケスは19世紀的な小説を書きたいと思っていたとのことで、人物の連鎖やエピソードの積み重なりに、すばらしい描写が小説を読む醍醐味をこれでもかというほどに味あわせてくれる。50年あまりの時間を行き来するエクリチュールは蒸気貨物船が進む河と重なって、コレラ=死の予感をはらみつつ先へと進んで行く。

映画化されるのですね。凡庸な大河的恋愛ドラマにならないといいのだけど。

2008-04-22

[]いましろたかし「化け猫あんずちゃん」

ずっと買いそびれていたことを大後悔。自分バカ。大傑作!いましろたかし天才。猫なら猫村さんよりあんずちゃんかもしれない。猫村さんも大好きだけど、あんずちゃんがもっと好きかもしれない。rakuten:book:12522626

2008-04-21

[]「バーボン・ストリート・ブルース高田渡

恐そうな酒飲みの人、というのが高田渡さんに対するイメージだったのだけど、生前に「ニュース23」かなにかでインタビューを見て飄々とした語り口と柔和な笑顔に素敵な感じだなと思った。この本もとても面白かった。スズキコージ画伯のあとがきがとても感動的。

バーボン・ストリート・ブルース

バーボン・ストリート・ブルース

2008-04-20

photogramme20080420

[]Tardi/Daenninckx"Le der des ders"

1920年のパリを舞台に、私立探偵で第一次世界大戦から帰還したVarlotがHordant将軍の紹介だというde Larsaudiereという“フランスの英雄”の依頼を受けて恐喝の捜査に乗り出す…という筋立て。Nestor Burmaを連想させるようなVarlotのペルソナージュに時代設定。ノワールの香りとdelirantなラストの展開まで、Tardiを読む醍醐味に満ちてるなーと思った。Tardiを読むと思うし、最近、最後のpoiluが亡くなったというニュースがあったけど、西欧のメンタリティーにおける第一次世界大戦の意味の重さについて知りたいなと思う。ミステリの起源としての第一次世界大戦、というテーマについても。デナンクスも読んでみようと思った。

2008-04-17

[]森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」

四畳半神話体系』はとても苦手な本だった。ボロアパートに君臨する(?)神という冒頭にはとてもとてもワクワクしたのだけど、その後がどうも続かなかった。ので、自分はとても真っ当な森見読者にはなれないなーとおもったのですが、『夜は短し~』はとても面白く読んだ。古本市の神の少年と、すべての本はつなっがてるのだ式のくだりとか。渡辺温と谷崎とか。